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平成24年度 青少年健全育成活動支援事業報告より

田部高はさまざまな活動をとおして 地域のみなさまと共に「食」について考えています

 山口県立田部高等学校は、家庭・地域社会との連携を密にし、地域に根ざした魅力ある学校づくり、開かれた学校づくりを推進しています。
 平成22年度から3年間かけて、青少年の健全な食に関する意識の育成を目的として、青少年健全育成活動支援事業において、食に関する専門家の助言を得ながら活動を行いました。昨年平成24年度は、食材そのものにも着目し、その生産・加工過程や栄養素について理論と体験を併せて学習を深化させる試みを行いました。自分たちの食べている食材の成り立ちや、伝統的な食生活の良さについて考える活動へと発展させました。

【事業内容の紹介】

(1)農協婦人部の指導による食品加工の体験学習
実施日:平成24年6月5日(火)
内 容:大豆から豆腐を作る過程を実際に体験する。加工の途中で出るおからを料理し卯の花炒りを作る。
指導者:下関農業協同組合菊川町支所婦人部3人
参加者:高校生40人、教員1人
(2)調理専門学校の指導による特産物を使った調理教室
実施日:@平成24年6月6日(水)
     A平成24年12月19日(水)
     B平成25年1月18日(火)
内 容:@実習:山口県の特産品を使った供応料理
     A実習:山口県の特産品を使ったクリスマス料理
     B実習:山口県の特産品を使ったパーティ料理
指導者:成田智子先生、松前翔子先生、吉岡由香里先生(山口調理製菓専門学校)
参加者:@A高校生18人、教員1人
     B高校生37人、教員1人
(3)食に関わる仕事の聞き取り調査
実施日:平成24年6月12日(火)
     平成24年6月13日(水)
     平成24年6月14日(木)
内 容:8班のグループ(1班4〜5名)で、11カ所訪問
指導者:パン屋「赤い屋根」、道の駅、合鴨農法農家、やまぐち県酪乳業、ケーキ屋「Country Sweets優風」、
     福祉施設「ライフ菊川」「きくがわ苑」、菊川保育所、サングリーン菊川、保健センター、
     養蜂家「サンヨー蜂園」、地域の方々
参加者:高校生40人、教員3人
(4)合鴨農法農家の指導による講義及び調理教室
実施日:平成24年6月21日(木)
内 容:・講話:合鴨農法で育てた米粉について
      地元産の食材と米粉を使ったお菓子づくりについて
     ・実習:米粉を使ったお菓子作り・実習
指導者:篠田晴美先生(Country Sweets 優風)
参加者:高校生40人、教員1人 
(5)中学生との合同調理教室
実施日:平成24年10月1日(月)
     平成24年10月29日(月)
内 容:8班のグループ(1班6〜7名)で高校生が中学生に指導
     特産物(そうめん)を使った「田部っこクッキー」作り、ラッピング
指導者:高校生10人
参加者:中学生58人(29人×2回)、教員3人
(6)食食生活推進委員の指導による鉄分に着目した地産地消弁当の研究
実施日:@平成24年12月6日(木)
     A平成25年2月14日(木)
内 容:@鉄分を含む野菜を学校菜園で栽培し、収穫した野菜を使って調理
     A・講話:鉄分の多い食材、お弁当の上手な詰め方
      ・実習:地域の産物を利用した鉄分たっぷりお弁当作り
指導者:@教員1人
     A菊川町食生活推進委員4人、栄養士1人
参加者:高校生27人、教員1人
(7)料理研究家による講義及びテーブルコーディネート教室
実施日:平成25年2月1日(金)
内 容:・講話:テーブルコーディネート
     ・実習:テーブルコーディネート、フラワーアレンジメント、ティーパーティのマナー
講 師:竹内典子先生(ゆめ彩クッキングルーム)
参加者:高校生27人、教員1人
(8)生産から消費までを体感する食生活の研究
実施日:平成24年4月17日(火)〜平成25年1月28日(月)2時間/週、家庭クラブ活動
内 容:事前学習、栽培・収穫、加工、調理、まとめ、発表
      ・たけのこ(収穫、たけのこ飯の調理)
      ・桜(八重桜の花を塩蔵、桜茶に加工)
      ・梅(収穫、土用干し・梅シロップ加工、梅干しを用いたオリジナル料理開発)
      ・ゆず(収穫、ゆずゼリー・ゆずジャム調理 )
      ・柿(収穫、干し柿加工、干し柿パウンドケーキ 調理)
      ・さつまいも( 栽培、収穫、さつま汁調理、スイートポテトを文化祭で販売)
      ・ほうれんそう(栽培、収穫、ほうれんそうを用いたオリジナル料理開発)
参加者:高校生117人

【事業成果】

@菊川町の自然環境を生かして、食の生産から消費までの流れを体験を通して学習することにより、食への理解を深めることができた。
A菊川町在住の農産物や生産物に携わる方々との連携で、視野の広がる学習をすることができた。
B菊川町の食生活を支える産業について、職業に携わる人々から必要な資格や職業人としての心得を聞くことにより職業観を養うことができた。
C菊川町の中学生に、地元の特産物の良さを知ってもらうことができた。

【今後の展望】

@学校独自の取り組みとして食の生産から消費までの学習を、地域の専門家の助言を取り入れるなどして継続・発展させていきたい。
A産業現場の見学や就業体験等を取り入れ、菊川町の食にかかわる職業についての理解をさらに深めたい。
B菊川町の特産物などを活用した弁当作りについて、高齢者や病人も視野に入れた研究をさらに進め、地域に向けて活動をアピールしていきたい。
C地域のすばらしさをより広く知ってもらうとともに、将来の菊川町を担う青少年が育ってほしい。